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シネマユニットガス高槻彰の事務所日記
AV制作下請け会社(4D)を退社したのは1985年、26歳のときでした。社員監督としてほぼ毎月一本の割合で監督させていただいてたので監督20本程度のキャリアになっていました。その後のことはなにも考えていませんでしたが、AVを辞めようとは思いませんでした。ようやくビデオ撮りのエロが世間に認知され始めた頃です。ロマンポルノの日活がフィルム撮りを撤退してビデオ撮りの“ロマンX”という「ザ・本番」シリーズを劇場でかけ始めていました。
当時監督としてお世話になっていた宇宙企画の丸山プロデューサーに相談したら「会社作っちゃえばいいじゃない。仕事ふるよ」と言われ、そうか会社作ればいいのか、と後先考えずに作ったのが「(有)カンノンシネマワークス」という会社です。
経営にはまったく興味なかったので、制作スタッフで手伝ってくれていた坂本政志さんという人に社長を任せて、監督に打ち込みました。お付き合いしていたメーカーは宇宙企画、VIP、日活など。内容はこちらにお任せでした。わたしは過激なドキュメントを売り物にしていた頃で「面白いの」という発注が多く、好きに作らせてもらっていました。現在のようなセルビデオではなくレンタルでしたので、面白さや話題こそ重要でした。
業界的には早川愛美さん、秋元ともみさん、麻生澪さんを中心にした疑似本番系の「宇宙少女」と呼ばれる美少女が誕生し賑わいを見せ、一方ハード系では、黒木香さんの「SMぽいの好き」(村西とおる監督)が大ヒット、第一次AVブームがおこります。
坂本氏が病気で倒れたこともありカンノンシネマワークスは数年で閉じることになります。もう自分で経営するしかないと覚悟を決め、作った会社がシネマユニットガスになります。1988年、バブル景気が始っていました。

当時の監督作品
「あなたを忘れない 中川絵里」「秘蜜のしたたり 麻生澪」(ともに宇宙企画)、「ザ・本番」シリーズ(日活)、「淫絶11日間 同棲」(VIP)など。

当時活躍していた女優
森田水絵さん、小林ひとみさん、美穂由紀さん、沙羅樹さんなど。

テーマ:日記 - ジャンル:アダルト

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