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シネマユニットガス高槻彰の事務所日記
現在発売中のAV「パイズリスター誕生」はどのように誕生したのかをお話しようと思います。

次はなにを撮ろうかとFOBの杜さんに相談したのがきっかけでした。大木(@大木いことはいいことだ)さんと一緒にやりませんか、と提案されました。大木さんとは「マイスターが教える気持ち良く逝かせる痴女パイズリ」(2017)で実績があったので、「大木さんが納得できるパイズリ企画」というところから企画がスタートしました。
最終的に現在の形に企画がまとまり、次に女優選びです。撮影ができる巨乳女優を10人強ほどリストアップしました。今までGASではHカップ未満の女優では売上が伸びなかったので、胸の大きさを前提に候補者選びをしますが、二人は違うと言います。 二人が押すのは必ずしも爆乳ではなくスタイルのいい巨乳女優ばかり。渋る私に杜さんが言ったのが、「パイズリがある程度できる女優を選んでも仕方ない。多くのファンが、パイズリが残念だと思っている女優をパイズリできるようにする作品」だと。これは説得力がありました。胸の大きさで女優選びしていた考え方を変えるきっかけになりました。ただ、若月みいなさんに決めたのも、二人が押す女優のなかで一番胸が大きかったからでもありましたが笑(若月さんのパイズリは元々残念だったわけではありません。パイズリ女優という印象が薄かっただけです。勘違いされませんようお願いします)

若月さんに問い合わせをして、以下の2点を確認しました。
・いま以上にパイズリの向上を目指したいか
・パイズリの講習を受けることに抵抗はないか

女優さんは技術を先輩の作品を観て自分で学びます。一から教えてくれる人はいません。パイズリも見よう見真似です。これまでたくさん仕事をしてきて、それなりの自信を持っていますが、あくまでも自分で学んだ感覚的なものなのです。

杜さんが台本を書き、あとは撮影です。準備した衣装を三人で相談しながら決めていきました。
そしていよいよ若月さんへの講習です。そもそも僕は、演じられた女優ではなく、生の女を見たいところがあり、その変化も含めて撮れるかもしれないと講習の撮影にはこだわりました。
講習でなにより重要だったのは、男にとって気持ちが良く、女にとって疲れず負担のないパイズリを目指すことでした。大木さんの教え方はとても論理的で的を得ていてわかりやすい。若月さんの飲み込みはとても早く、初めての技もいろいろ習得していきました。

講義のあとは様々なシーンで実演してもらいます。パイズリを知り尽くした女にパイズリされたいという男の願望を活かしたキャラになってもらいます。そのキャラを強く打ち出したのも大木さんでした。
そのキャラが若月さんにとても合っていてカッコ良かった。AV女優にカッコいいと思ったのは初めてですが、パイズリをするキャラとしてとても合っている。「どう~気持ちいい?」と頼りなげに聞くのではなく、自信がありエロくて無駄がなく、「本気出しちゃおうかな」というと本当に男たちを即イカせてしまうプロフェッショナルな女。いままでパイズリする女のキャラには随分悩んできましたが、一つの到達目標ができた気がします。

撮影後のインタビューで「今までは一つのパイズリシーンだけでも疲れたけど、今日はこんなにたくさんしたのに疲れてない、まだまだできる感じです。パイズリ早抜きが得意技になりました」と若月さんが話してくれたところで作品の成功を実感しました。若月みいなさんをキャスティングして本当に良かったと思いました。 その若月さんに撮影中随時アドバイスをし続けてくれた大木さん。大木イズムを台本化して、大木さんをのびのび活かす撮影を提案してくれた杜さん。
本作は、大木さんと杜さんがいなければ出来ませんでした。お二人には感謝の気持ちしかありません。そしてパイズリを知り尽くした女を演じてみせてくれた若月さん。みなさんには多くのことを学ばせていただきました。どうもありがとうございました。

配信版https://www.dmm.co.jp/digital/videoa/-/detail/=/cid=71gas00474/
DVD https://www.dmm.co.jp/mono/dvd/-/detail/=/cid=71gas474/?dmmref=aMonoDvd_List/
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