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シネマユニットガス高槻彰の事務所日記
もう300人を越えた(5/22現在)インフルエンザの感染者数、すごい勢いです。ただ毒性は弱いみたいで良かったですね。

アメリカ大陸からの飛行機が到着する度に、完全な防護服を着た検査員が機内をサーモグラフィで検査する映画のようなニュース映像に、そんなに怖いウイルスなのか!と思ったことでしょう。また桝添厚生大臣が早朝の臨時記者会見なんかやるから、マスコミ含めみんな余計にびっくりしてしまった。それは実は誤報だったのだが、みんなの頭には政府がそこまでピリピリしているのだから、相当怖いウイルスだと植え付けられたことでしょう。

日本人感染者第一号は誰か、という興味が集まっていた頃、アメリカから日本の友人が帰国しました。40分くらいの検査の後、解放されたそうですが、友人が言うには「隣の席の日本人の男が明らかに風邪をひいていた。熱があったようで、到着前に冷たいタオルで頭を冷やしていた。調査票には熱があることを隠して申告していた。暴露してやろうかと思ったけど、自分も隔離されるのかと思って言わなかった。でもあの報道を見てると、言えなくなるのはわかる」
犯人みたいな扱いをされるのですから、確かにそれはよくわかる。隣席の男がウイルスを持っていたかどうかはわかりませんが、水際対策をしてもかいくぐった人などで感染は広がっていくのでしょう。

2003年、鳥インフルエンザから人に伝染する新型肺炎SARSサーズウイルスが中国から広がった。200人を超す死者が出て日本でも連日トップニュース扱いでした。
その最中に妻が北京にいました。心配でしたが、「わたしは大丈夫」と平然と出かけて行きました。しかし帰国の予定日になっても帰ってきません。いつも行程表など作らない旅なので、こちらとしてはどこに連絡していいのかわかりません。ニュースでは北京の現状を報じていて、不安は高まるばかりです。翌日も帰って来ず、帰りの便を聞こうと航空会社に電話してみましたが、プライバシーの関係で教えられないと言われる。また翌日も無しのつぶて。仕方なく警察で国際手配をお願いすることにした。その二日後くらいに妻がひょっこり帰ってきた。
「大変だったのよ。同じホテルから感染者が出ちゃって、ホテルからは出られないし、毎日廊下を消毒するから虫が私たちの部屋に入ってきちゃうの。感染?私は大丈夫」といつもの調子。その現場にいたのもすごいけど、その自信がすごい。
その後、ずっと暮らしているが確かに本人や自分が感染した兆候はない。
そんなルーズでいいの?結果として感染しなかったけど、もし感染してたらどうするの?とお叱りを受けそうだが、自分としてはこのくらいルーズの方が好きだな。きれいきれいな清潔第一みたいなのは、どうも好きになれない。
みんなにはウイルスに注意しましょうとは言いますが・・・。

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