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シネマユニットガス高槻彰の事務所日記
6月9日、チャチャという猫が亡くなりました。20歳のオスで、老衰でした。

産まれたのは1987年。シネマユニット・ガスという会社を作った年です。当時、代々木にあったGAS事務所でママリンという母猫から産まれました。ママリンは野良猫で子供を産んですぐいなくなってしまいました。後に聞いたところでは、事務所近くで車に轢かれて死んだと猫好きの方が言っておりました。
産まれた子猫は3匹で、二匹は事務所で飼いました。一匹(ミルク)は人見知りする猫だったので実家にひきとってもらいました。事務所で飼った次郎ちゃんというオス猫は間もなく車に轢かれて亡くなりました。そのビルの植え込みに穴を掘って埋めました。
チャチャは人見知りしない猫でした。いろんな人が事務所に来ても好き勝手していて、みんなに可愛がれる子でした。膝に乗るのが好きで、お腹がすくとウギャーと騒いで餌をもらっていました。外にも出していました。三階でしたが、外階段だったので、それが可能でした。二匹も車に轢かれて死んでいますが、チャチャは機敏だったのでしょう。毎日ご飯を食べると外に出たがり、帰ってくるとドアの外でウギャーと鳴いてドアを開けてもらっていました。
なにかというと撮影されていました。平野勝之監督の作品にはしょっちゅう写っていましたし、写真も数限りなくあります。日本で一番AV出演数の多い猫かもしれません。
事務所は住居ではなかったので、夜になると独りぼっちになります。翌昼、僕が外階段を上がり始めると音でわかるのでしょう、ウギャーという鳴き声をたてていました。休みの日は餌だけあげに来ました。餌だけあげてすぐに帰るときもあり、事務所で飼うのは可哀想だなと思い始めていました。

90年代半ば、事務所を移転することになり、実家で飼ってもらうことにしました。実家なら父と母がいるし、またチャチャの兄弟のミルクもいます。独りぼっちの心配がなくなります。みんなは寂しがってたけど、チャチャのためでした。それからは、ゆっくりした人生だったと思います。外に出ることもなくなり、家猫になりました。
数年後、父とミルクが亡くなりました。母との二人暮らしになり、ますますゆっくりした生活だったと思います。
5月の母の日に会ったのがチャチャとの最後になりました。数ヶ月前から痩せこけて、いつも寝ていた椅子にも乗れない状態でした。猫は寝るときにクルッと回りながら丸く寝ます。その日のチャチャは何周もクルクル回るのです。ぼけてしまったんだと不憫でした。もうそろそろだと感じました。
6月に入った辺りから、食欲がなくなり水だけになったそうです。9日の朝、母に看取られながら亡くなりました。人間でいうと120歳くらいの大往生です。

これまでチャチャを可愛がってくれた方々、どうもありがとうございました。チャチャなりに幸せな人生だったと思います。最後別れをいえなかったことはとても残念でしたが、母もよく面倒をみてくれたと思います。

チャチャへ
なにもしてあげられなくてごめんね。これまで僕たちと一緒にいてくれてありがとう。天国で会ったらまた一緒に寝ようね。

テーマ:かわいい子 - ジャンル:アダルト

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