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シネマユニットガス高槻彰の事務所日記
以前、「AV撮影現場のことを書いて下さい」と書き込んでくれた方がいらっしゃいまして、面白い撮影があったので、それを書こうと思います。

面白い撮影とは、先日の「杏美月素人企画募集」です。広くみなさんから「撮りたい」「こう撮ってほしい」「こうしてほしい」「やりたい」という企画を募集した撮影でした。
応募は60余通におよび、「パイズリで抜いてほしい」「セックスしたい」というのがやはり多かったのですが、そういう“普通”のリクエストは今回はご遠慮いただき、巨乳フェチ度・変態度の強いものばかりを選ばせていただいた。素人の方以外には、巨乳サイトのWebMaster、巨乳小説家、巨乳ライターの方々にも演出をお願いしました。

過去にもおっぱい好きの人たちにパイズリ男優として出演していただくことはあったのですが、今回はやりたいことをやっていただく企画です。こちらの思うように動いてもらうのと、自ら企画を考え参加してもらうのはまったく違います。我々としても、作りのAVではなく本物としての勢いが欲しかった。どんなタイプのAVでも、本物には敵わないものです。今回は、応募していただいたみなさんが主役でした。

どういう撮影になるかは当日になるまでよくわかりませんでした。やりたいと言っても、実際はどこまでやれるのか、やれたとしても絵として面白いのか、正直不安がないといったら嘘になります。

演出をお願いしたセミプロ(応募素人ではないという意味)の方々は自分の想いを企画に込めています。応募された素人の方々はプレイに自分の想いをぶつけます。

撮影では自分の役割は彼らの希望を聞き、それを実現することに力を注ぎます。一つ一つ撮り終わるうちに、見えてきたものがありました。それは皆さんの表情や空気の密度の違いです。
例えば、腹フェチの方。美月ちゃんのお腹に顔を埋めたときの幸せそうな表情。その表情ですべてを物語っています。腹フェチではないスタッフも「わかるような気がする」と言っていました。
また、ハンモック越しに美月ちゃんの溢れたおっぱいを舐めたりキスしたい!という方が手コキで射精する濃密な時間。「一回やってみたかったんだ!」という気持ちが伝わってきます。
また我々の想像を越えている方もいました。ペニバンをつけた美月ちゃんにアナルを奪ってほしいという方。「生きてきた中で一番気持ちよかった!」という感想を聞くと、良いことをして差し上げたような気分にもなります。

どのコーナーでも同じでした。男優を使って撮影するのとはまったく違う「気持ちの新鮮さ」がそこにはありました。そういう撮影をしていると、こちらも新鮮な気持ちになってきます。2日間で14コーナー16人に及びましたが、疲れることなく気分が乗った撮影でした。

心配は杞憂でした。いや反対です。僕は彼ら素人さんにお礼を言わなければならない。彼ら素人さんからいろいろ学ぶことがあったのです。AVとは、そもそもこういうものではないだろうか、ということです。ぼくらはセックスの撮影に慣れっこになってしまっていますが、本当は喜びや感動、あるいは言いたいことを表現するものではないだろうか、テクニックで作ってはいないかと今後、自問自答をすることになりそうです。

最初は120分で収まるように仕上げようと思っていましたが、あまりに中途半端、ダイジェストのようなものだったので、もう時間は気にせず一番良い長さにしようと変更。結局4時間ほどの長さになりそうです。みなさんの強い気持ちが、ぼくらスタッフと杏美月に届き、それに向き合うことで濃密な4時間作品が出来上がったのです。

これは杏美月の傑作になりました。とにかく杏美月が素晴らしい。笑顔で美少女・母・妻・痴女・女王様・女etcを演じ分けています。彼女は本当に良い女優になりました。
出演が素人だからといってバカにしてはいけません。やりたいことのある素人さんだからこそ、気持ちよいセックスを表現できているのです。
これは爆乳のGASとしては、作品的にはある意味頂点になるような気がしています。

応募していただいた素人のみなさん、演出していただいたセミプロの方々、支えてくれたスタッフ、そしてなにより最後まで笑顔で演じきってくれた杏美月さん、本当にご苦労様でした。この素晴らしい作品を作れたのはあなた方のおかげです。ありがとうございました。


12月20日発売の『バチェラー2月号』杏美月コラムには、彼女から見たこの撮影のお話しが掲載されております。興味のある方は、そちらもどうぞご覧下さい。

テーマ:AV女優紹介! - ジャンル:アダルト

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